撮影・照明:田村実
ドラマチックな照明とカメラワークが人形を生かす・・・
photo by 山屋恵司
照明
構図も重要ですけど、やはり照明によって人形は決まる。表情はもうライティングで全然変わってきちゃうし、照明はやっぱり非常に重要なファクターですね。
その話にあったドラマ性を光でもって演出しなければいけないと思います。人形というものを、ただそこにポツンと置いただけでは、ただの物で、やはり光を与えた途端にその人形が生きてくるし、ドラマが生まれますね。
素材によってはその素材を生かすライティングをする場合もありますが、その素材を殺すライティングをしないといけない場合もあって、そこがライティングの面白さなんでしょうけど。
撮影
時間を分解して作業するということでしょうね。
いつの間にか動き始めて、いつの間にか止まる。そういうことがなかなか難しいんです。カメラを意識させないカメラの動きっていうのが、理想かもしれません。
照明にしろカメラにしろ、主人公の心理状態をうまく表現できれば一番いいと思います。
どうやって撮影しているのか分からないような映画っていうのも魅力です。
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